ヘヴン 川上未映子
読んだ。
読みやすさ ◯
テーマ △
という感じ。
ネタバレるのかも
最初はいじめに何も感じていないような、頼りない斜視の主人公
同じクラスのいじめられている女の子、コジマ
コジマが、主人公の僕に手紙を出すことから始まる。
よくあるいじめの話が題材
主人公が辛いのは苦手だか、なぜか買ってしまったので読む
文章はシンプルで読みやすく、次へ次へと読ませたくなるような文で好き
ただ、いじめのシーンは終わりに行くにつれて、胸糞になる
頼りないような、なよなよしてるような僕
いじめられているのに、どこか芯があってポジティブとも言えるコジマ
夏休みに2人で行った美術館で
春先にあった、クラスのはさみチョキチョキ事件は、自分だ、と
コジマから僕は告げられる
コジマは安心と不安、主に不安の中で生きてるけど、不安でも安心でもなくて
標準の普通の自分を、はさみをちょきちょきすることで、見出した
そのものの性質を失わない程度に、少し切る
そこに自分の標準を、見失わないように見出す
だけど、クラスで事件になってからは家でチラシを切るだけにとどめている
と、告げられた僕は
僕の髪を切ったらいいよ、コジマが切りたい時に切って良いという
そして切った髪をコジマが勿体なさそうに、申し訳なさそうに持っていたら
捨てようよという、コジマは嫌がる
でも、それをさそとして、安心させてすてさせるところが
大人すぎるだろ、、、、惚れるわ、となった
あのシーンはとても好きだし
コジマが言いたいこともわかる、不安や安心がいつもの自分じゃなくて、標準を見つけることはとても大切だと思う
コジマも、はさみをちょきちょきするだけの弱い女の子じゃなくて
前の父思いの、強い女の子だった
父と自分が同じでつながっているように
印を、自分のしるしを作っている
そして、耐え抜いたら糧にもなるしいいこともあるよ
的なことを僕に言って、励ましてくれる
僕が、おかしくなりかけた時、返事のない手紙を書き続けたコジマ
汚くても臭くても、コジマが好きになってしまった私も
コジマは、僕という仲間がいるだけで
この強い精神を保てていたのだ
僕が斜視を捨てるとまでは行かないが、
斜視の手術の話をしてからというとの、コジマは壊れてしまった
最近立てた、食べないというしるしも日増しにひどくなっていく、、、、
そして最後は裸になって雨の中踊るようにずっと笑っている
本当に怖かった、、、、
そして百瀬は何者なんだ 笑
神なのか笑
そして、淡白な家族関係
家族というよりは、最後以外は他人に近い関係
お父さんはとりあえず、ダメな人だと思う
お母さんは、きっと寂しくて退屈だったんじゃないかと思った
って言う感想 笑
なんだろう、私は好きでなかった
また読みたいかと言われたら絶対に読まないと思うと答える
多分私には難しすぎたのだろう
ひどい感想だなあ